The Rapture - How Deep Is Your Love? One-sided 12" (2011)
d0059740_093886.jpg もう何年待ったとかそういうアレは特にないのだけど、DFAを離れ、プロデュースにPaul Epworthらを迎えリリースされたPieces Of The People We Loveが余りにも残念な仕上がりで、世間のにわかファンやライターの類の人たちがEchoesDFAによって音が加工されまくって、生っぽさが消えてしまっていたけれど、それがPaul Epworthらによって取り戻された、みたいなことをちょっと単語替えたり、語順並べ替えただけのでたらめなレビューをやたらと投下していた。実際は、というか僕の耳がおかしいだけなのかもしれないけど、全然逆で、Echoesの時は聞こえていたピックが弦に当たる音やドラムキットが振動する音が全くわからないぐらいフラットに加工され、デジタルで聴くのに丁度いいですよ、と言わんばかりのぺったんこな音になってしまっていた。まぁ僕の嫌いなエレクトロで名を馳せていた人たちだったからそりゃ音を好きになるわけないなと、当時思ってました。

でもDVDで何度も観ていたライブは実際にもとても良く、楽しかった。演奏が多少上手くなってたけどまだまだバランスがいい感じに悪くて。ただなんとなくこれでこのバンドは活動を止めてしまうか、行き詰まってしまうんだろうなと感じたのも正直なところ。それはアルバムがまるっきり彼らのモノではなくなってしまっていたこと、あのヒット曲の存在が邪魔をしているなと思わせられる雰囲気があったこと、それと所謂ポストパンクリバイバルと言われていたシーンが縮小し始めていたこと。いくつかの要素が相まって僕にそう思わせていたのが2007年。

それから4年。特に待っていたわけではなかったからThe Raptureの新曲が、みたいなニュースを見てもそれほど興味がなかった。だけどふとStereogumのレビューを読んでいたら聴いてみたくなって、あのレコードにスタンプしてターンテーブルに乗っけるビデオを観て、聴いてびっくりした。ぺっちゃんこになった音は微塵も残っておらず、ピアノがどことなくI Need Your LoveSister Saviourを彷彿させる印象的なリフを奏でる上をサックスが自由に飛び回り、マシンではないドラムの音にあの不安定な甲高い声が聞こえてくる。もうそれだけでテンションが上がる。

アルバムのアナウンスは9月6日となっているので、その月はThe RaptureSleep∞Overの二枚で脳味噌溶けそうだ。なんか日本盤が出るようだけど、絶対レコードで聴く音。アナログな音。





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by soundfreak1978 | 2011-06-23 00:37 | all music i love
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