Best 10 albums of the year 2008
というわけで、年末ですし、残り一週間ちょっとで音源買う予定もないので纏めておきます。
今年はトロントに来たのもあって音源自体はそこまで買ってません。
ほとんどはこっちに来る前のもの。
それでもいいバンドにたくさん出会えたと思っています。
以下順不同で今年の10枚を選びましたので良かったら最後まで読んでみてください。



No Age - Nouns
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去年10月の緊急来日で知り合ってから早一年、その時はまだFatCatからのWeirdo Rippersのみのリリースで、しかもHellaMarnie Sternのキャンセルのための代役というのもあってなかなか厳しい状況でしたが、今はその時とは違います。日本にはまだ伝わり切ってはいないと思うんですが、こちらにいるとよくわかります。SXSW 2008でのショウでもその温度差は歴然でしたし。
その一カ月後ぐらいにリリースされたファーストアルバムであるNounsSub Popから。ライブで観ていたあの曲やこの曲が収録されていて、しかもアルバムとしてのトータル感もばっちりです。さすがに編集盤とは違いますね。音は至ってシンプル。ギターとドラムのみで構成されるそれはライブで聴くのとなんの変わりもなく、全てが上手くパックされています。元々ハードコアをやってきた彼らの現在出す音がこうだってのはとても興味深く、かつ当然の流れとも頷ける内容。
バンド名に全てが集約されている彼らのスタンスはこれからも変わることなく続いていくでしょう。

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Vivian Girls - Self Titled
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SXSW 2008でライブをしていた彼女たちーVivian Girlsーを観なかったことは今年の後悔していることのうちの一つ(これの次のThe Muslimsを観なかったこともそのうちの一つ)。とにかくこの音が今鳴らされていることに大きな意味があるのに。
一般にシューゲイザーとかアノラックと言われるようなサウンドをベースに(というかそのままに)Beach Boysのカバーからもわかるようにサーフガレージな雰囲気も醸し出す三人の女の子。初期にドラムを叩いていたFrankieは現在Crystal Stiltsで叩いています。これっていう特別突出した部分はまだまだ未知数なんですが、完全に取り憑かれています。中毒性高いディストーションギターに微妙なハーモニー。どこかでバランスは取れているんだろうけど、不安定に聞こえるところがまた魅力なのかもしれません。

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The Muslims (The Soft Pack) - Self Titled
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上のVivian Girlsのとこにも書きましたが、本当に後悔しています、彼らを観なかったこと。
現在はThe Soft Packに名前を変えて活動中のThe Muslimsのセルフタイトルのデビューアルバム。LPはジャケに穴が開けられていて、CDが封入されています。CDに三曲ほど余分に入っていて、今年の名曲の一つExtinctionはそちらでしか聴けません。それか口笛が入っている7"バージョンでしかアナログ音源は存在してないので気合い入ってる方は探してみるのもいいと思います。一応レーベルサイトでは廃盤になってますが。
Black Lips辺りと共通項多めな心地よいロックンロールをゆるゆるに聴かせてくれます。

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Screaming Females - What If Someone Is Watching Their T.V.?
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ここに来た当初地元バンドを検索している時にひっかかったScreaming Females。バンド名の通りとにかく女の子が叫ぶ。そしてギターも同時に叫ぶかのように鳴らされる。一聴して普通のロックンロールに聞こえる音もちょっとしたことでこんなにも変わるものなのかと。いや、もちろん彼女らは普通のロックンロールではないと思いますが。

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The Guest Bedroom - Treading Water / Blowing Smoke EP
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今住んでいるトロントベースのバンドでは一番好きなThe Guest BedroomのサードEP。ポストパンクって一言では片付けられないような要素を多く含んだこれからが楽しみなバンドです。Sandiの声がツボですね。キーボードやサックスの使い方がとても上手いなぁと思います。それが彼らのトレードマークの一つかもしれないですが。変拍子も割と多めなのも個人的に好きなところですね。

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AIDS Wolf - Glass Of Cities
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なんの説明もいらないモントリオールのAIDS Wolfの待ちに待ったセカンド。ファーストほどポップな部分はなく、もっとエクスペリメンタルに、そしてハードに。ライブも凄まじく衝撃を受けました。
若干話が逸れますが、トロントで何年か前に活動していたThe Sick Lipstick(一人はThe Creeping Nobodiesで現在活動中。The Guest BedroomのSandiと一緒にDeadweight!というアートグループも)のサウンドに似ているなぁと感じていて、調べたらAIDS WolfのMySpaceでメンバーの一人の名前を発見。影響を受けていたようで、納得しました。カナダはまだまだ面白いバンドがたくさん出てくると思います。

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Land Of Talk - Some Are Lakes
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同じくモントリオールからですが、毛色は違うLand Of TalkSXSW 2008に来てましたが、こっちに来てからでも観られると思って観なかったんです。そしたらなかなか観る機会がなかったり、キャンセルだったりで年明けにようやく観られます。
もうなんか色んな物が僕のツボなんですが、自分の歳を感じますね。いつまで経ってもこういう90年代のオルタナ的な音からは逃れられないようです。もちろんそれだけではないんですが。Broken Social Sceneとツアーをしたことで知名度もあがったんではないかと思いますが、個人的にはBroken Social Sceneよりも断然Land Of Talkです。

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Abe Vigoda - Skeleton
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No AgeMika Mikoの友達、つまりLAのThe Smell周辺のバンドAbe Vigodaの新譜。リリースはもちろんNo AgeのDeanのレーベルPPM (Post Present Medium)から。彼らもベースにあるのはハードコアなのですが、トロピカルなポストパンクを奏でます。何かでVampire Weekendと比較されていた気がするのですが、どう考えてもAbe Vigodaの方が気持ちいいです。まぁ、そもそも別物なんですけども。

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Death Sentence: PANDA! - Insects Awaken
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これはもう今年の、そしてこの先忘れることのできない思い出の一つになりました。Death Sentence" PANDA!のニューアルバムInsects Awakenの日本盤発売と合わせての来日ツアー。それを少しでも一緒に過ごせたことはとても楽しい時間でした。
肝心の音の方も、それまでの作品よりも時間をかけて作られてるのが伝わってくる内容。いくつもの変則編成のバンドが解散、もしくは普通のバンド化していく中で彼らは変わらず進化している数少ないバンド。ギターもベースもキーボードもいないバンドからこんなにカラフルな音が出てくる奇跡。

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Foot Village - Friendship Nation
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最後の一枚はこれまたSXSW 2008で観た、そして上半期のランクにも当然入っていたFoot Village。ドラム4台向かい合わせのライブの光景は未だに頭から離れません。それぐらいインパクトがありました。それは音源ではなかなか伝わりにくいんですが、臨場感はかなり出ていると思います。ドラムだけだからこそ、変態的であっても踊らずにはいられなくなるような曲になるのではないかと思います。

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基本的にはSXSWが全てだったのかもしれない感じのランキングですね。
10バンド中6バンドがオースティンにいたわけですから。
来年もまたそんなバンドに出会えることを期待して3月を待ちたいと思います。

近いうちにベスト30ソングスを書こうかと思いますのでよろしくお願いします。





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by soundfreak1978 | 2008-12-22 18:32 | best of
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