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Vivian Girls finished the tour last night, then...
直前まで色んなことが続き、どうなることやらな感じだったVivian Girls名古屋公演も無事に終わり、東京二公演にも行ってきました。

まず、名古屋は屋上ではできなくなったものの、廃墟ビルの地下にあるレストラン跡地でのライブでした。最終的に出演したバンドは6つでした。Vivian Girls、ShobuSika SikaGagakiriseVivid BlackThe New House。想像以上の天然リバーブがあった上に、モニターなども完璧ではなかったため、各バンド音作りに若干無理をさせてしまったのかもしれないけれど、それはそれでDIYの良いところではないかと思います。

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ちょっと裏話で、しかも別に面白くもないんですが、僕のバンドVivid BlackSika Sikaは前日夜中にスタジオで練習を済ませ、僕は家に戻ってTシャツを4枚ほどペイントし、寝たのが朝4時過ぎ、起きたのが5時半で、そのままSika Sikaのメンバーを起こしに行き、8時前には廃墟ビルに集合。準備をして、ビル全体の掃除をしました。10時には機材屋が来て搬入、設営。リハは11時からの予定だったのですが、全てがバタバタしていた上に、シルバーウィークの渋滞でバンドが到着しないという状況でした。特に時間がかかって大変だったのは東京から夜行で向かっていたShobuで、12時間近くかかりました。Gagakiriseは早く着いていたようなんですが。リハも適当にこなしながら、装飾などをほどこしていき、あれこれしていたらちらほらと会場周りにお客さんが集まり始めてきました。結局40分ちょい押してオープン、スタートでした。ご迷惑おかけしました。

一番目はThe New House。何度か名古屋でもやっているのですが、今回初めて観ました。音源で聴くよりもライブの方がよかった。もう少しきちんとした形で何かやれたらと思います。

The New House

続いて自分のバンド。は、なんかもう緊張し過ぎでなんだかわからなかったので書けることがありません。でも終わった後、ShobuのもにかやGagakiriseの二人にも良かったって言ってもらえたのでホッとしました。

三番目は名古屋と言えばこのバンド、Sika Sika。彼らもこういう場所がよく似合います。去年のDeath Sentence: PANDA!の時も面白いイベントを提供してくれたので覚えている人もいるかと思います。準備等で若干疲れていたのか、少し切れが足りなかった気がしなくもないですが、体を張ったパフォーマンスで客を沸かせていました。

Sika Sika

そして今回自分がどうしても観たくて呼んだ、Shobu。いつもチャットや電話では話をたくさんするものの、機会があまりなく実際会ったことがあるのは数回、にも関わらずとても仲良くしてくれているもにか。東京以外ではライブをしたことがなかったので、この日が初遠征、初名古屋。リハ前は嬉しそうに小倉トーストを食べに行っていました。肝心のライブはというと、もう何も言うことないです。壮絶、の一言でした。最初から最後まで寸分の隙もない圧倒的なパフォーマンスでした。待っていたお客さんも多かったはずなので、フロアも盛り上がっていました。

Shobu

続けて、本来最後に持っていくべきだったVivian Girls。騒音問題などで、万が一中止せざるを得なくなったときのための応急処置的なものです。CassieとKatyはお客さんに観やすいようにか、自分たちが客の方を観やすくするためか縁の上に立って演奏してくれました。Walking Alone At Nightが始まった瞬間、SXSWを思い出し、いきなり興奮がピークに達しました。ファースト、セカンド、シングルから万遍なく披露。アンコールもたっぷりやってくれて大満足でした。Vivian Girlsの三人が会場に到着して、中に入ってきて半年ぶりに感動の再会かと思いきや、一言目が"This place is crazy!"だったのですが、その言葉が如何に彼女たちがあそこでライブをすることを楽しんでくれていたかということを表しているんじゃないかと思います。だからこそ(僕が観た)他の公演よりもアンコールの曲数も時間も長かったんじゃないかと。元々リバーブ全開の彼女たちのサウンドは天然リバーブを相まってさらに素敵な音になっていました。本当に楽しかったです。

Vivian Girls

最後の最後、残念ながらVivian Girls目当てのお客さんはほとんど帰っちゃいましたが、Gagakiriseも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。舞い上がる砂埃とライトがなびく黒髪を照らし、とても良かったです。彼らもSXSWを経験してるだけに、ああいう場所でも物怖じせず爆音かましてくれました。

Gagakirise


全てのバンドが終わった頃には明るかった外は真っ暗になっていました。あっという間でした。色んな人が関わって、色んな人が助けてくれて今回の企画は成り立っていました。本当にありがとうございました。本当は残ってやらなきゃいけないこともたくさんあったのですが、アフターパーティの準備をしてオープンさせなきゃいけなかったのでビルを後にし、会場のカフェへ。
そもそも時間ギリギリだったんですが、僕が着いた頃にはお客さんが外で待っていたので急いで準備をしてオープン。昼間の本編とは異なり終始まったりな雰囲気、にも関わらず僕はまったりする曲なんてかけませんでしたが。当初予定にはなかったけれど、急遽出てもらうことにした小鳥美術館のライブは僕がカナダに行く前にやったsOUnDFreAk以来なのですが、やっぱり好きです。なんだろうなぁ、あの感じ。他にはない、すごいものを持ってるんです。早く音源作って欲しい。彼らが終わるころにVivian Girlsが食事を済ませ戻ってきました。彼女らのライブの前に僕がDJだったのですが、最後にかけたのは彼女らの曲、Second Dateでした。そしてこの日の前の週が誕生日だったKatyにバースデーケーキを用意し、みんなでバースデーソングを歌ってお祝い。Katyに喜んでもらえたのはもちろん、妙に楽しそうだったCassieとAliが見れたのでやってよかったなと。アコースティックライブは一応お客さんからのリクエストを、ってことだったのだけど、最初以外は誰もリクエストしないのでほとんど僕の聴きたい曲になってしまいました(笑)演奏してくれたのは以下。

1. Tell The World
2. Second Date
3. Going Insane
4. Before I Start To Cry
5. Can't Get Over You
6. Wild Eyes


Vivian Girls

京都からの道中渋滞もあったり、ジェットラグもあったりで疲れていたにも関わらず、最後までやってくれたVivian Girlsの三人にも本当に感謝です。去年の8月にトロントで会ってから一年とちょっと、ここまで仲良くなって、まさか日本で会うことになるとは思いもしませんでした。でも知り合っていたからこそ色々やってくれた名古屋での一日はVivian Girlsにとっても、あの場所にいた人にとっても記憶に残ったのではないかと思います。


二つの東京公演についてはまた今度。






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by soundfreak1978 | 2009-09-22 23:50 | live
Vivian Girls - Everything Goes Wrong
Everything Goes Wrong doesn't go wrong at all, which is the first thing I thought after listening to the second full length from Vivian Girls several times.

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恐らく彼女らなりの皮肉ではあると思うのだけれど、「ありとあらゆる事がおかしなことになっている」とは思えない。少なくともこの一年のVivian Girlsを取り巻く環境を見ている限りでは。
2008年が始まりリリースされたシングル"Wild Eyes"がスマッシュヒットし、今やインディーバンドの青田買いのための市場と化した(もちろんそうではない部分もたくさん残っている)SXSWに出演。5月にはNew Jerseyの小さなレーベルMauled By Tigersから限定500枚でLPをリリース。これがわずか十日間でソールドアウトの快挙。この後、ドラムのFrankie(現在はCrystal Stiltsに在籍)が抜けてAliが加入し長期のツアーがスタート。それと同時期にIn The Redからファーストアルバムの再発(CD化はこれが初)とシングル"I Can't Stay"のリリースも決定。ツアーの合間に録音されたEP"Surf's Up"は自身のレーベルWild Worldから後々リリースされることとなるのだけれど、とにかくツアー、ツアー、ツアーの一年。今年のSXSWで半年ぶりに観た彼女らのライブはそのツアーでの成長が伺える内容だった。本作Everything Goes Wrongからも数曲披露。それらを聴きながら本作の行方を予想していた段階ではここまで素晴らしい出来は考えていなかった。何しろファーストリリース後のシングルやAlmost Readyというレーベルのコンピレーションに収録の"Lake House"などの曲がどれも収録されていないのだから。彼女ららしいと言えばそうなのだけど、最初は潔すぎやしないか?と思わずにはいられなかった。

さて本作Everything Goes Wrongには13曲(日本盤はボーナストラックが1曲追加の14曲)が収録されていて、冒頭の"Walking Alone At Night"から何かが変わったのが感じ取れるのではないかと思います。この曲はSXSWで観た時にもやっていて、すごく興奮したことを思い出す。全体通して言えるのは、基本的には何も変わっていないこと。それでもVivian Girlsが持っているポテンシャルとツアーで培ってきた経験が化学反応のようなものを起こしているのではないかと思う。続く"I Have No Fun"は去年の9月には既に演奏していた曲でTroubleman Unlimitedからリリースされているラジオ用のセッションが丸々収録された"Live On The Radio WFMU 9/1/2008"でその当時のレコーディングなどの様子を垣間見ることもできるにで、そちらも是非チェックを。"Can't Get Over You"は少し前からMySpaceで試聴できるようになっていたので知っている人も多いのでは。ここでCassieの新しい一面が聴けるのが嬉しい。"Desert"のイントロで聴けるアルペジオは成長の証!?"Tension"はシングルのB面などでは披露していたゆっくりめの曲。それに続く"Survival","The End","When I'm Gone"は本作の真ん中に位置し、しっかりとハイライトとして輝いている。"Out For The Sun"もSXSWでやっていたのだけど、スタジオレコーディングでもライブ感がきちんと感じられる。ここから最後の"Before I Start To Cry"までもVivian Girlsが今どれぐらい成長しているのかがわかるような曲ばかり。

ファーストがリリースされた頃のレビューの一つで「ここで聴けるものは素晴らしいけれど、次も同じことをするのであれば彼女らに未来はない」ってのがあったのだけど、それは正しくその通りで、そしてVivian Girlsは期待に応え、変わらないままより良い曲を作り、Everything Goes Wrongを完成させたVivian Girlsは一連のシューゲイザーリバイバルにもサーフガレージにも60sガーリーポップにも属さない。MySpaceの影響されたバンドを見ればわかる通り、彼女らはアメリカに住む普通の女の子なのだ。そんな彼女らにとって家も持たずツアーを続けるこの生活は「おかしなこと」なのかもしれない。




mixiに書いたレビューの転載で申し訳ないのですが、今日、日付が変わってしまったので昨日、Vivian Girlsのセカンドアルバムにして日本初上陸盤Everything Goes Wrongの日本盤が発売されました。数週間前に全国版フライヤーと一緒にサンプル盤を送ってもらってから相当回数リピートしてます。今日製品も送っていただいたのですが、デジパック使用で紙質もいい感じなのでダウンロードとかせずに「モノ」を買って欲しいですね。ディスクユニオンではオリジナル特典でトートバッグが付いてきます(500円プラスの2,600円になります)。肝心のアメリカ盤の方は再発ファーストと同じくIn The Redから9月8日発売予定。もちろんアナログも買うので楽しみに待っています。

全国の大型レコード店、セレクトショップで大きく扱ってもらっていると思うので是非手に取ってみてください。そして気に入ったら9月18日から始まるツアーにも遊びに来てくださいね。




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by soundfreak1978 | 2009-09-04 00:08 | all music i love