<   2011年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧
100 disks in the 00s: Wolf Eyes - Burned Mind LP (2004)
d0059740_18135397.jpg


所謂00年代における音楽嗜好の変化や広がりに大きな与えてくれたであろう一枚。この界隈では知らない者はいないであろうミシガンのアヴァントリオWolf Eyesの、何故か突然Sub Pop からリリースされたBurned Mind。アルバムからのリードのような形でStabbed In The Faceがリリースされた時は本当に驚いた。理由が全くわからなかったし、それは今もわからない。しかしSub Popからと言うのもあってか全体的な印象はポップ。誤解を招く言い方かもしれないけれど、ポップなノイズ。わかりやすい。現在某レーベルや某誌の運営に関わっている自称インディ通の彼も、Sub Popからだったので何か書いてた記憶があるけれど、的外れもいいとこだったし、それなら無理に聴かなくてもいいのにと思ったことも覚えています。MergeSub Popが好きってだけでインディ通気取られてもね、と。それはさておき、Wolf Eyesのリリースは多過ぎて全て追うことは不可能に近いんですが、何枚か聴いた中でもこのアルバムが一番ポップです。残虐性が低めなのでとっかかりとしては最適な一枚。これでノイズに足を踏み入れた人も多いはず。




人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-28 18:26 | all music i love
Pairs - Birthday 7" (2011)
d0059740_2212066.jpg


ちょっとこれヤバいのきました。先日Big Love aka Escalatorでコメントだけ読んで買った上海のノイズコアデュオPairsMetal Postcardからリリースの7"。そのコメントにはGang Of Fourが引き合いに出されていたんですが、そんな良いもんじゃあないです(笑) 切れ味はありますが、これは喩えるならやはり2000年代初頭にムーブメントにもなったLoadTroubleman Unlimitedからリリースされていたバンドに近い感触。あとどうだろう、僕の大好きなカナダのShearing Pinxとかその周辺のバンドと一緒にライブやってたらピッタリな感じ。もしくは同じくギター+ドラムってことでMagic Johnson辺りにも似た雰囲気はりますね。なんて書いたらいいかわからないけれどとにかく聴いてもらいたいなと。下記のBandcampでDLできますので聴いてみて、気に入ったら7"買ってください。

http://pairs.bandcamp.com/

ちょっと重いかもしれないけれど動画も。
http://v.youku.com/v_show/id_XMTg5OTA2OTE2.html




人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-25 22:18 | all music i love
The Luyas - Too Beautiful To Work LP (2011)
d0059740_20524954.jpg


カナダはやっぱり面白い国だな、と思った。先日グラミーを受賞したArcade Fireは特別興味のないバンドだけど、素晴らしいバンドがたくさん活動している。モントリオールのThe Luyasの新しいレコード、タイトルがまた素晴らしい、Too Beautiful To Workを聴きながらカナダに思いを馳せている。



絶妙な変拍子や捻くれ過ぎなメロディと果てしなく実験的なノイズ。それらが融合して恐ろしいまでにポップなアルバムを構築している。それで少し調べてみて納得。DD/MM/YYYYが収録されているので買ったコンピ7"に入っていて、捻くれ具合がとても気に入っていたSS CardiacのJessi Steinがボーカルとギターを務めているんですね。もうそれだけで十分です。ちなみに彼女はMiracle Fortressのメンバーでもあるんですね。

Dead Oceansのレーベルカラーっぽいのかな、こういう音は。そんなに持ってないからわからないけれど、Dirty Projectorsよりはポップだけど似た様な雰囲気はあると思うし。なんとなく自然に触れてるような気分になるけれど、それはこのバンドの毒に冒されてるのかしら?


The Luyas MySpace
http://www.myspace.com/theluyas


人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-25 21:09 | all music i love
Duchess Of Saigon - Self Titled LP
d0059740_2123862.jpg


信頼できる友人がTwitterでつぶやいていて知った、Duchess Of SaigonのLP。MaryさんとRichardさんのデュオ。最近多い構成ですが、若干ピントのずれた路線の音が鳴っています。去年出たアルバムがとてもよかったReading RainbowEternal Summersなども同じく男女のデュオですが、ギターにリバーブをかけているこの2,3年の音って感じなのに比べ、Duchess Of Saigonは、こちらも去年のアルバムが最高だったThe Intelligenceのような捻くれ過ぎてるガレージ。二人だからスッカスカ。

と思って調べたら、彼ら活動歴長いんですね。しかもThe IntelligenceのMalesからギターでの参加とプロデュースをしてるChris Woodhouseがこのアルバムもプロデュース。そりゃ似てるのも納得。そして僕が好きになるのも納得。

そのChris Woodhouseという人物が絡んでるのだと、その昔CoachwhipsとのスプリットでThe Intelligence Vs. Karate Partyという名義のバンドにも参加してたり、The IntelligenceのメンバーもいるA Framesのアルバムのプロデュースをしていたり、Touch & Goから出ていた!!!Magnetic FieldsNate Doggのカバーしていた12"にもギターで参加していたりと、割と良い仕事をしている人のようで。知らなかったのが勿体ないなぁと思ってます。今後はチェックします。


ここで試聴もできるし、買えます。仕事早くて、すぐに送ってくれますよ。





人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-14 21:56 | all music i love
Murder Murder
さて、一月はレーベルのリリース、企画とあってバタバタして、それも無事に終わったばかりですが、次いきます。

2008年秋、アメリカはサンフランシスコからやってきた奇天烈トリオが日本中を駆け抜けていったのはまだ記憶に新しいかと思います。そのトリオ、Death Sentence: PANDA!のサウンドの要とも言えるクラリネット奏者Paulが別のインプロバンドMurder Murderとして来日します。今回も三人のようですが、残りの二人が誰だかは言えません。一人はあのユニットでシンセ弾いていたこの周辺出身のアメリカ在住の方とだけ。と言ってもわかる人がどれだけいるのか。

で、この来日はDS:P!の時ほど長くはなく、東京に始まり東京で終わるスタイルで一週間。最終日前日の3/26土曜日、名古屋でのショウを僕の企画でやらせてもらいます。まだ出演してもらうバンドは未定ですが、面白いことになると思います。Murder MurderはPaulとキーボード、ドラムの編成で、そこに名古屋ではサックスプレイヤー一人とドラマーを二人ほどと、恐らく僕も加わってのセッション形式で行う予定です。何が起こるかはわかりません。とにかく来てもらって、自身の目と耳で確認してもらう他ありませんので、是非お越し下さい。詳細は随時追加していきます。







人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-11 21:27 | live
First time in about seven years
今夜最終公演が東京で行われているLiarsの二度目の来日ツアー初日の名古屋。約7年ぶりのLiarsのライブ。去年のSXSWで観る機会はあったのだけど、Thurston Mooreのスペシャルバンドに夢中になってしまい行けなかったので、今回の来日が決まった時は本当に嬉しかった。

Liars

会場に着いた時、間に合わないと思っていた名古屋のシーンを牽引するバンドの一つZymoticsがやっていました。実はこれが初。今までに何度もチャンスを逸してきたので、こちらも一体何年越しなのかという感じ。会場は真っ暗で足元が見えない状態だったので後方で大人しく観ていました。かっこいいんですが、正直僕がすごく好きという音とはちょっと違いました。これで気づいたことが一つ。ポストパンクとカテゴライズされるバンドは大体好きだと思っていたんですけど、Joy Division(所謂ポストパンクかどうかはわかりません)があんなにみんなが良いと言っている理由がいまいちわかっていなかったんです。でもその理由がはっきりしました。ポストパンクに属するバンドでも暗くて奇声を発さないのは特に好きではないということ。好きなバンドは大体どこかエキセントリックでストレンジ。よく考えてみたら好きな音楽のほとんどが奇声を発していました。

続いて何かと話題のBo Ningenでしたが、もっと爆音で耳がもげるぐらいのステージかと思っていたんですが、PA前にいても全く耳鳴りなし。この前の自分のライブの方が耳が痛いぐらいでした。ライブ自体はよかったし、曲もいくつかは良い感じですが、このバンドもあまり僕の好みではないんです。騒がれる要素があるのはもちろん理解できるんですけども。



最後は待ちに待ったLiars。前回来日は2003年の秋ぐらい。Yeah Yeah Yeahsとのカップリングツアー。まだどちらのバンドもファーストアルバムしか出ていない頃で、Liarsはセカンドアルバムが出る直前。当然ファーストからのポストパンクな曲をやるものだとばかり思っていたので、その変貌ぶりには驚きと同時にワクワクしました。が、ほとんどのお客さんは呆然と立ち尽くすばかりで、目の前にいるバンドが本当にあのLiarsなのかどうかもわからないぐらいだったんじゃないかと思います。

今回の来日もまた名古屋が初日ということで客の入りをとても心配していたのだけど、かなり入っていました。そのライブは約一時間のセット。ファースト以外の四枚から万遍なくやった印象。派手に盛り上がるポイントを敢えて設けない辺りが彼ららしいなと。

一番前で観ていてびっくりしたのは、ツアーのサポートでギターを弾いているメンバーがPuffyshoesのTシャツを着ていたこと。最初は目を疑い、何度も何度も見てしまいました。終わってから尋ねたら、「YouTubeかなにかで見つけて、すぐに気に入ったんだよ」と。自分のことではないけれど嬉しくなりました。メインの三人、Angus、AaronとJulianともそれぞれ話をしました。特にAaronとは前回の来日時のことをバンド側からフロアを見た感想を聞けてよかった。僕が感じていたことにとても近かったから安心したというか、より親近感を覚えました。Liarsは本当に本当に好きなバンド。一枚だけ持ってない7"があるけれど、他は全て持ってます。そこまで好きなバンドはそんなにはいません。そんな彼らをここ名古屋でまた観ることができたのは幸せという以外に言葉が見つかりません。「またすぐに会おうね」そう言ってくれた三人の笑顔はしばらく脳に焼き付いたままでしょう。



余談。2008年のNo Ageとのスプリットツアーで売られていた7"に両バンドのメンバー全員のサインが入りました。

http://beautifulvomit.blogspot.com/2011/02/l-i-r-s-n-o-g-e-s-p-l-i-t.html






人気ブログランキングへ
[PR]
by soundfreak1978 | 2011-02-08 21:08 | live