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Vivian Girls came to play in Nagoya again


2009年4月、カナダから帰国してすぐに頂いたVivian Girlsの来日公演の話。それから実際に彼女たちが来て帰るまでの約半年間はいろいろ大変だったし、楽しかった。そしてそれが今も来てくれた人の記憶に残っていることをとても嬉しく、誇りに思う。一緒に準備をしてくれたSika Sikaのみんなとたくさんの友人に感謝でいっぱいでした。

そんなVivian Girlsがまた来ることになるなんて期待していなかったから、そのニュースを聞いた時は驚いた。Share The Joyの日本盤が出る事を知った今年3月初め、「また呼べたらいいんだけどね」とリリース元の方と電話で話していたことが実現するとは。

2008年の夏、まだAliが加入して一カ月ぐらいの頃にトロントで出会ってから長くても半年に一回ぐらいは会っていたので去年のSXSW以来一年以上会ってなくて、待ち遠しかった。そのせいでお土産が大量になってしまった。去年The Pains Of Being Pure At Heartが来日した際、持っていたかりんとうをあげた時の反応がおもしろくて、その後SXSWVivian Girlsの三人に会った時に食べさせたら全く同じ反応で笑えたので、今回もとりあえずかりんとう。会場に向かう時、駅でふと目について、もしかしたら同じ様な反応をしてくれるんじゃないかと赤福も購入。会場についたのは開場の数分前。並んでいた客がみんな入っていった直後後ろでKatyの声が聞こえたので振り返るとAliが抜けた後加入したCoastingCooliesで叩くFionaも一緒にいた。僕とわかるとKatyがハグで挨拶をしてくれて、なんかこういう感覚久しぶりだなぁと。Katyが僕の事をFionaに紹介すると「ああ、昨日のPuffyshoesの!」と。Puffyshoes大人気。
早速赤福を渡すと、「開けていい?」と言うので開けて中身を見せてあげると、「何これ?」と若干訝しげな表情で恐る恐る餡を少しだけすくいとって食べるKaty。続いてFionaも同じ様に餡を食べる。二人ともまずまずの反応。しかし餅を食べていない。のでここがおいしいんだよ、と食べさせたらかりんとうの時以上の反応が! ライブが始まる前におなかがいっぱいと言うぐらい食べてました。「これは是非買って帰りたい」と言っていたのだけど、どうやらそれはイギリスに持って行きたかったようで買うのを断念したそう。

今回の名古屋公演はBlack LipsVivian Girlsの二つだけということで開演も遅く、セットも長めでした。今まで何回か観てきた中でも一番長く、18曲50分というセット。リストは以下。

1. Never See Me Again
2. Can't Get Over You
3. I Heard You Say
4. The Other Girls
5. Wild Eyes
6. Take It As It Comes
7. Lake House
8. I Won't Be Long
9. Vanishing Of Time
10. I Have No Fun
11. When I'm Gone
12. Death
13. Sixteen Ways
14. Before I Start To Cry
15. Tell The World
16. All The Time
17. No
18. Out For The Sun


これまでにリリースされた三枚のLPと何枚かの7"から万遍なくやってくれた感じ。久しぶりにNoやってるの観てテンションあがった。あと2曲目Can't Get Over Youが終わったところでKatyが "This song is dedicated to Joe."って言ってくれて嬉しかったな。これはなんでかって言うと、前回の来日前に僕のバンドで適当にカバーしたのをCassieKatyも気に入ってくれてて、データでは送ったんだけど、今回CDRに焼いて渡したからだと思います。というのもそのCDRのタイトル見るなりKatyFionaに「これおもしろいのよ!」ってすごい笑顔で言ってたから。タイトル見てすぐにわかるぐらいには覚えててくれてると思うと嬉しいやら申し訳ないやら。

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彼女らの出番が終わってからはバックステージでBlack Lipsを観ながら上の写真みたいにPlankingを何回もやったり、Fionaはなわとびしてみたりでなんとも愉快でした。最後はBlack Lipsが戻ってくるのに合わせて三人がPlankingして、そこにColeも乗っかってさらに面白かった。上の写真以外は僕のFlickrで観る事ができますが、Plankingの写真は友達にしか公開していないので観たい方は是非アド下さい。

打ち上げで行ったバーでCassieとビデオ観ながら、「Tell The WorldWild Eyesを観ると2008年のトロントを思い出すよ」と言ったら、「ホント、随分前のことだよね」と。あの頃は観ていた僕はもちろん、本人たちもここまで名前が知られることになるとは予想していなかったと思う。それが多少なりShare The Joyの歌詞にも表れてるんじゃないかと勘ぐってみたり。僕はThe Other Girlsの中の"I just want to spend my life inside my mind."ってラインがとても好きで、"That's what I feel everyday."って伝えたらCassieはとても嬉しそうに笑いながら頷いていた。ぴったり当てはまっているというわけではないと思うけれど、ツアーばかりでなかなか独りでいる時間が多くは取れない状況に対する彼女の気持ちが表現されているんじゃないかなと。僕の勝手な解釈ではあるけれど。

バーに向かって歩いている時Katyが「このセブンイレブン覚えてる!」と言うので、「もうビルはなくなっちゃったけどね」と。駐車場になってしまったその場所を見てKatyはとても寂しそうな顔をしていた。

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このツアーは諸々の事情で名古屋しか観てないけれど、他もよかったに違いない。これなら次も期待できるのかな。できれば次はまた一緒にやりたい。



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by soundfreak1978 | 2011-07-09 02:21 | all music i love
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